クリックスルーと成功報酬型の考察
《業者のシステム導入方法》
 サイト運営者の視点に立つ前に、成功報酬の導入方法を業者の視点で説明する。
中間業者…中間業者がシステムを提供してくれ、サイト運営者は中間業者を通してスポンサーの存在を知る事ができるので、広告の貼られる数は基本的に期待できる。しかし、定額のシステム利用料が毎月課せられ更にマージンを取られるわけで、なかなかの負担といえる。なお、成功報酬ではなく、定額で利用料金を中間業者に取られる理由は、最も広告に詳しいといえる中間業者が、成功報酬などという不確かな収益なんかアテにしているはずのない顕れともいえる。
自サイトシステム…「成功報酬のシステム一式を売る業者」というのがあり、ネットで商売をしている業者を見つけては商談をしている。クリック保証や月極めのリスクを説明し、それらと比較した収益表を出し、「成功報酬なら確実に収益を上げられる」と乗せられたら導入する羽目になる。システム一式は恐らくかなりの料金になるはずで、たとえ半年後に黒字に出来るとしても、それまで順調に収益を伸ばせばの話であり、通常は伸ばせず破綻する。理由だが、成功報酬のシステムを導入したとして、あなたの業者をサイト運営者が知る契機がまずない。「成功報酬のシステム一式を売る業者」はサイト運営者には宣伝してくれないのだ。してくれる事は「サイト運営者の誘い方」という雛形の提供くらいだろう。となると、サイト運営者にその雛形の含まれたスパムメールを送って認知してもらう事になる。そうなのだ、商品を売り込む前に、まずサイト運営者に売り込むという予想外の売り込み作業が発生する。ただでさえ成功報酬は煙たがられているのに、聞いた事もないような信用度の低い業者が成功報酬をやっても、サイト運営者に導入してもらえるわけがない。それこそ「成功報酬のシステム一式を売る業者」の口車に乗ったあなたよりも馬鹿なサイト運営者が貼るだけだろう。というのは、お誘いのスパムメールで、「俺のサイトでも儲けられるって意味なんだ」と勘違いして嬉しくなるサイト運営者もあり、貼る人が皆無とはいえない。スパムに乗るのは基本的に馬鹿なので、馬鹿を探す意味でスパムを送るしかないのだ。余談だが、月極めでもスパム形式(自分のサイトや広告料を記して返信せねばならない)だとムッとする場合もあるのに、成功報酬という不確かな報酬のスパムなんて相手にするサイト運営者などまずいない事を心して欲しい。
 「成功報酬のシステム一式を売る業者」はサイト運営者には宣伝してくれないと言ったが、別料金でサイト運営者に宣伝してくれる業者もあるだろうか。すると、システム導入費とサイト運営者への宣伝費を払わされたものの、サイト運営者に冷たく扱われるわ、売上は全然発生しないわで、こっ酷い目に遭う事だろう。

《成功報酬型で儲かる場合》
・何も貼らないよりはお金が手に入る
・ホームページの内容自体が、成功報酬を高める内容
 例:健康食品のホームページで健康食品の広告
・業者が思った以上に成功率が高かった…当初の予想より、経費(報酬)自体は増えたものの、好評なので利益も増えている。

 以上3ケースくらいで「何も貼らないよりはお金が手に入る」というのは言い換えれば、「クリックスルーの方が儲かる」となり論外といえる。となると、業者が思った以上に成功率が高かった。つまり、確率的には低いであろう大ヒットの場合に儲かるというに過ぎない。逆に業者が大ヒットに自信があれば、成功報酬ではなくクリックスルーにして経費を抑えているはずで、そもそも成功報酬はあり得ない。また、成功の割合が予測された上で、成功報酬型を採用する業者は成功報酬型の方が絶対に経費を抑えられることを確信できている。
 ここで成功報酬型で儲ける方法に気付いただろうが、成功報酬型では、広告と自分のサイトのテーマが完全に一致していないとまず成功しない。釣りのホームページで釣具、これでも駄目なのだ。釣具のホームページで釣具、これくらいでないと成功しない。つまり、もはやページの内容自体が商品を売り込むレベルでないと成功は難しく、そんな狭いページではアクセス数が限られてしまう。ホームページで儲けてやろうという前に、あくまで自分の好きなページを作り、更に儲かるからこそ成り立つのだ。実際の作業時間に対して、報酬は安過ぎるわけだ。頑張れば儲かりますって、言われても困る。頑張りたいのはホームページ運営であって、営利目的である他サイトの商品の売り込みではない。
 なお、クリック保証の場合でも、テーマが近ければクリック率が上がるわけで儲かる。クリック保証ではテーマに合致していなくてもある程度儲けられる。つまり、合致していたら相当儲けられる。成功報酬より儲けられる場合が通常なので、成功報酬など何の意味もない。
 サイト運営者は広告スペースを貸し出しているだけであり、業者が儲からない限り支払われないような広告を貼る為のスペースなど用意してはならない。

《クリックスルーと成功報酬の貼り方》
 どちらが良いとかいう話ではないが、成功報酬は1つ2つに絞る事になり、クリック保証では広くたくさん貼る事になる。成功報酬でたくさん貼ってるサイトは方針が間違っている。それだけ幅広い内容にマッチしているはずがない。アダルト番組の広告が6つあったとして、クリック保証なら6つクリックされれば6つ分の収入だが、仮に入会者がいたとして成功は1つが通常だ。よって成功報酬では、6つ貼る意味が薄い。同じページに6つ貼っても収入が6倍という事にはならない。クリックスルーでは6倍にはならなくとも3倍は期待できるが、成功報酬では6つ貼っても1つ分の報酬と言える。
 ここで業者の担当者は気付いて欲しい。サイト運営者は成功報酬の広告を1つ2つに絞る傾向にあり、クリック保証なら5つ6つの業者を貼るわけで、成功報酬では必然的に手を結ぶサイト数が少なくなり、広く宣伝にならない。ともかく、魅力がない成功報酬の広告は絶対に貼られない。一方では、クリック保証でも魅力がないバナーだと貼られないわけで、成功報酬だったら報酬額を100%や1万円にしても相手にされない事もあり得る。とにかく、「成功報酬なら経費を抑えられる!」というのは甘い考えで、広告が全然貼られず宣伝にならず中間業者へのシステム利用料だけを毎月払う事になる。もしくは、成功報酬のシステムを売る業者の口車に乗って導入したはいいが、誰にも貼ってもらえず、システムの購入料金がドンと圧し掛かる。そんないつ潰れるか判らないような業者の成功報酬広告など誰が貼ろうか?

《クリックスルーを採用する業者》
 広告を出したい業者の担当者へのメッセージだが、広告を貼らせたい場合には、成功報酬を高めるのではなく、クリック単価を高めるのが常識。なぜなら、成功額が高いと「余程成功率が低いんだね」と判断されるからだ。クリック単価を上げると成功率が高いんだねと判断され、成功報酬もプラスした広告だと、率先して貼られる事に繋がる。
 サイト運営者へのメッセージだが、まずサイト運営者が貼ってくれない事には宣伝・報酬は始まらないわけで、業者は貼ってもらう為にクリック単価を高めにして募集してくる。通販ショップやアダルト配信ならば見てみる気も起きるが、保険やサラ金のバナーなんて、なかなかクリックされない事は業者も解っている。クリック単価が高く成功報酬0という広告は、クリック率が低くても、必ず表示させただけで宣伝になっており、クリックされなくても全然OKだ。というか、このクリック率が低いのを逆に利用しているわけだ。更には、クリックする人は保険を探しており、金に困っているわけで成功率は高い。ネットでは成功しなくてもいい業者もある。サラ金ならば、名前を覚えてもらうだけで宣伝になり、必ずしもネットで契約する必要は無い。
 以下は表示だけで会社名の宣伝になったり、クリックした後の成功率が高い業者だと考えられる。もしくは、成功報酬では宣伝にならない事をちゃんと理解している業者といえる。次に進む前に業種を考察してみよう。

 訪問した後の成功率が高い業者はクリックスルーを採用する傾向にあり、成功率の高くない業者は成功報酬を採用する傾向にある。よって、クリックスルーを採用した方が経費を抑えられると判断した場合には、クリックスルーになるわけだ。とにかく、「成功率が高くいい番組です」という謳い文句なのに成功報酬を採用するのはおかしいのだ。アダルトでも高率報酬だったら、成功率が僅かと考えて良い。
 ここで、保険やサラ金の広告を成功報酬でやればサイト運営者が儲かるかといえば、否といえる。興味深い広告なら0.5%のクリック率であっても、保険やサラ金とかになると更に1桁下がるような確率になるだろう。つまり、成功率が高くても今度はクリック率が低いわけで、やはり駄目なのだ。いずれにせよ、業者は経費を抑えたいわけで、それはサイト運営者の収入減に直結する。
 この項目というかページの重要ポイントだが、クリック報酬を払える業者(成功報酬を避けようとする業者)こそが成約率の高い業者であり、成功報酬に流れようとする業者は成約率が低い事を暴露しているようなもの。

《アクセスが少ない方が成功報酬に向いている?》
 アクセスが少ないという事は、そのページへ訪れる人は偏っているという傾向がある。例えばサラ金情報のホームページを作ったとして、そんなサイトのアクセスはたかが知れている。しかし、訪問者としてはサラ金のバナーをクリックし易く、入会もし易い。つまり、1日のアクセス数に対する成功報酬は確かに高くなる傾向があるが、実際の報酬は
・10000PV/日で成功報酬を採用:5000円/月
・100PV/日で成功報酬を採用:300円/月
のように、結局は手取りの期待値は少ない。サイトのテーマと完全に合致していれば、このような期待値になるだけで、実際には50円である事を忘れてはならない
 売り込み方によっては成功報酬が見込めるというのは、その商品を宣伝するページを作れというに等しい。なのになぜか成功報酬は2%とかで、全然割に合わない。全ページの目立つ場所に広告を貼ったりし、目にさせる回数自体を増やせば、訪問者数に対して大きなクリック数、即ち報酬を得られる。しかしながら、クリック単価を考えればやはり1円未満の世界だ。
 アクセスの小さいサイトでもOKという事は、業者はアクセスの小さいサイトからも訪問者を呼べるわけだ。クリック単価に換算した1円未満は常識なわけで、クリック保証よりもより多くの訪問者を安クリックで呼べるシステムという事になる。また、アクセスの小さいサイトが参入する事により、中間業者が提携できるサイト数を多くスポンサーに提示できる事になる。
 賢い人は成功報酬なんて貼らないので、結局はたくさんのアクセスは来ないのだが、クリック単価としては安いままというわけで成り立ってしまう。もちろん、あまりにも安い成功報酬の場合には広告を貼ってもらえないわけで、付加価値を極限まで高め、配当を大きくするのが通常。サイト運営者はこの大きな配当への煽りに騙されてしまうわけだ。

《決済までの時間》
 たとえ成功したとしても直ちに報酬として扱われるわけではない。というのは、注文があったとして、クレジットなどで引き落とされるのは1ヶ月後かも知れない。更に入金があったかのチェックなど手数を踏んでいる内に数ヵ月後なんて事もあり得る。しかも、故意か何か知らないが、半年に1回しか成功報酬を締めない業者まである。まあ成功報酬のみを採用する業者は、広告費払いたくないのが見え見えだ。というか、もはや広告費ではなく、儲かったお金の中から報酬を出すわけで謝礼のような物だ。
 一方、承認がないと報酬にならない。もしも、気に食わない方法でリンクしているサイト運営者があれば、否認ができてしまう。クリック報酬&成功報酬でガンガンアクセスを送ったためか、成功したのに拒否する呆れ果てる業者があった。

《キャンペーン》
 キャンペーンと称して一時的に成功報酬率を上げたりもしますが、取りあえずバナーを貼らせておき、どうせ報酬の発生しないバナーを増やす魂胆です。なお、クリック保証でも頻繁に単価を変更する所は避けましょう。高い時期に貼らせておき、後々に下げるつもりです。というか、下がった途端にちゃんと別広告にしましょう。こうなると、全スポンサー一律○円の方が信用があります。サイト運営者も馬鹿ばかりではないので、成功報酬を避け、クリック保証を率先する運営者も少なくない。しかし、単価を下げられたり0にされてしまうと、クリック保証を率先している賢い管理者であっても、広告が管理されないのを突かれる事になるわけです。

《クリックスルーの方が厳しい》
 成功報酬では成功しない限り業者は支払わなくてよいので、サイト運営者が売り込みを強化するのは歓迎され、騙し同然でも良く、アダルト系ならJavaポップでも許される可能性がある。というか、Javaポップの方法まで記されている所まであった(笑) つまり、こういう事だ。「騙しでも何でもいいからサイトを表示させろ。その内に成功者が出るから儲かる。ただし、クリック単価に換算すると0.01円だよ。」というわけだ。
 一方、クリックスルーではあまり派手な売り込みはできない。あくまでページ内に自然に置かねばならず、勝手に売り込みの文章を付加するのは歓迎されない場合もある。なお、歓迎するか否かは業者による。


★報酬変動★
 中間業者のシステムによっては、業者は提携するサイトごとに報酬を変えられる。つまり、サイトごとに、成功報酬の方が都合のいい場合に切り替えるというわけだ。クリック保証で提携していて、成功報酬の方が報酬大なら絶対に切り替えないはず。
 報酬変動は決まってクリック単価が下がるか、0になるかだ。「サイト運営者に営業力がない!」とか言いたいのだろうか? 営業しているのは業者であって、サイト運営者の報酬を減らすなど言語道断だ。そんな広告は直ちに撤去する。
 成功報酬に切り換えられてしまうという事は、クリックをたくさん送って成功がなかったというわけだが、それだけクリックを送ってあげてるのに提携をふいにしようなんて腹立たしい。成功があまりないので、切り替えにより業者が経費を抑えたつもりなのだろうが、サイト運営者にとっては「大量にアクセスを送っても成功がない」という広告に成り下がるわけで、通常は提携が破談となる。この要素は特に業者は忘れがちだ。成功が無いのに成功報酬に切り替えられたら、報酬はますます期待できんっ。
 逆に切り替えない場合を考えよう。成功報酬では20%の報酬として、クリック単価だけの場合を成功報酬に換算すると25%の報酬を払っているとしよう。別に25%の報酬を払ったとしても業者に利益があるならば、広告撤去の危険を冒してまで切り替える必要はないわけだ。
 実はこんな情報も寄せられた。1クリック1円&成功報酬が高額の広告で、かなり高い確率で成功があった提携を、業者はなんとクリック単価を高くし成功報酬をかなり減らした提携に切り替えたのだっ! もう判っただろう、業者は充分な報酬を払う気など元よりないのだ。成功報酬の方が都合良ければ成功報酬にし、クリック保証の方が都合いい場合にはクリック報酬にする。ただそれだけなのだ。
 報酬を少なくする為に複数の提携手段を用意しているわけで、パートナーシップなど結ぶ気がない業者ばかりといえる。

《特性を利用する業者》
 クリック保証がないと広告が掲載されにくい事を理解した業者の中で、誰もが貼りたくなるような魅力的な単価で誘い、個々の成功率を常にチェックし、クリック報酬がきついサイトをスパッと成功報酬に切り替える業者がある。こちらもスパッと外してやろう。

★そもそもクリック報酬とは何か?★
 クリック報酬というのは、サイトに訪問する人を作ってくれた報酬なのだ。サイトに訪問させる事を成功させたわけで報酬を得て当然で、成功率なんて二の次だ。業者は金払わないと訪問すら危ういから広告を出してるんだろうが。クリック報酬とは、訪問者を作ってくれた謝礼であって、提携サイトの成功率で個別に単価を下げたり成功報酬に切り替える業者は横暴過ぎる。
 業者は何か勘違いしているようだが、サイト運営者は「この広告なら効率的にお金儲けられそうだな」と思うから貼るわけで、儲けられなかったらその広告は外す。業者が経費を抑えたくて、これまでのクリック提携を成功報酬提携に切り替えるという事は、サイト運営者の報酬が減る。つまり非効率な広告になってしまい、外すに決まっている。それだけ訪問者を大量に送ってもらっているサイトにリンクを解除されるというわけだ。ハッキリ言って課金されるからアクセスを送って上げるのであって、必ずしも成功報酬を期待して送っているわけではない。むしろ、成功があれば儲けものという感じなのだ。
 勘違いしている業者が多いが、「クリック報酬がありますからアクセスを送って下さい。もちろん成功報酬もあるので売り込んでいだけると嬉しいです。」というのが本来のスタンスだ。いつの間にかクリック0円にし自分が有利だと勘違いしてるから困る。ちゃんと身を弁えている業者もあり、提携ありがとうございますとかいう態度だと、テーマと全く異なる広告であっても、売り込んであげたい気持ちになる。「1円しか払えませんので勘弁して下さい」というなら解るが、「1円も払えませんがアクセスを送ってください」は成り立たない。0円は何億倍しても0円だ。1円とは大きな隔たりがある。
 成功報酬を貰えるのは当たり前なんだから、サイト運営者が大量にアクセスを送る事に益がなければ送るわけがないのだ。サイト運営者のこの気持ち・法則を知っている業者は、ちゃんとクリック単価を1円にしてネットでの商売に成功している。もちろん、やや魅力が薄い業種の場合には2円3円もあり得る。初心業者はいかにこの法則に早く気付くかだろう。気付かないと、広告初心サイト運営者を騙し騙しなんとか採算を合わせるか、毎月のシステム料金の負担で広告から撤退する事になる。
 確かに成功報酬はクリック課金を払わなくても良い。しかし、サイト運営者が貼る保証は全くない。クリック保証=貼ってもらえる保証というわけで、これを知ってから広告に参入してもらいたい。

★売り込み文に意味はあるか★
 クリック保証で売り込み文を追加すれば、興味のない人もクリックするわけで儲かる。しかし、成功報酬では、売り込みにかかわらず興味のある人しか成功はあり得ないわけで、むしろ売り込み文なんかなくても興味のある人は成功するのだから無駄といえる。
 サイト運営者ができるのはクリック数を増やす事であって、成功率を高める事ではない。できるのは、成功率を下げる事、即ち、訪問者の全員にクリックさせるつもりでクリックを大量に送るわけだから、成功数は増えても成功率は小さいという状況だ。クリック保証があれば、この状態こそがサイト運営者にとって非常に美味しいわけで、サイト運営者が行うのは成功率を上げる売り込みではなく、下げる売り込みこそが行われる。率が下がっても数は増えるわけなので、業者はこの状態を嫌うのはおかしい。
 訪れてみないと判らないような広告の設置=クリック数が増えるように売り込んだとする。売り込んでクリック数が増えるならば、確かに成功数自体は増え、報酬も増えるだろう。しかし、興味のない人までもクリックしているわけで成功率としてはむしろ下がると考えられる。売り込んだ場合には、成功しにくい人もクリックくらいはしてくれるわけで、クリック数自体は増えるが、クリック数に伴う成功数は確保できない。
 具体的な数にしてみると、売り込み文のない広告の方が成功率は高くなる傾向にある。逆に売り込みを行うと成功率、つまりクリック単価に換算すると安くなる。事例はかなりアクセスの大きいサイトとし、成功報酬は500円、クリック保証だった場合の単価を3円とする。

クリック数成功数成功率成功報酬クリック単価換算クリック報酬時
売り込む
5000
17
0.34%
8500円
1.7円
15000円
売り込まない
1500
8
0.53%
4000円
2.7円
4500円
目立ってない
100
1
1.00%
500円
5円
300円

 これで、なぜ業者が売り込みを薦めるか解ったかい? 売り込まれれば売り込まれるほど、クリック単価に換算して報酬が安くなるからだ。売り込んだ場合に、クリック保証こそが有利なのはこの表で理解してもらいたい。売り込めば儲かるのは当然の原理なので、成功報酬だからこそ売り込むと儲かるというわけではない。サイト運営者は認識すべきだが、クリック保証がある場合に売り込むべき意味が出るのであって、成功報酬の広告の売り込みは、スポンサーにとって美味しいだけだ。なお、成功報酬で業者に取って関係あるのは成功数であって、成功率ではない。というのは、成功率が高く1日1件の成功を出す小さなサイトよりも、成功率が僅かであっても、1日に5件成功を出してくれる大きなサイトの方がありがたい。
 解析すると、クリック保証では成功するアテのない人にまで、成功しそうな人と同じ報酬を払っていたが、成功報酬ではアテのない人には少ない報酬しか払わない事になる。もちろん、アテのない人が成功する可能性もあるワケで、訪問するのは歓迎だが、同等な報酬は払わなくて良いというわけだ。
 目立ってない=アクセスの小さいサイト、という考えもできる。確かに成功報酬の方が有利と言えるが、そもそもの報酬は大きいはずがない。
 数学に抵抗ないなら次の文も読んで欲しい。ある程度の成功があるケースを想定する。ここで、クリック者に対する成功数はルート(√)の関数に当てはめると解りやすい。400クリックをルート内に入れると20成功となる。2倍以上の900クリックを送ったとしても30成功、4倍の1600クリックを送っても40成功のように、大量に送れば送る程、成功件数が伴ってこない。

《訪問者の質と成功》
 前項目であまり意味が解らなくても、別の角度から説明した次の話ならどうだろうか?
 あなたのサイトの訪問者1000人が全員、広告のサイトへ行ったとして、成功するのが2人としよう。売り込まなくても成功する人を(A)とする。売り込む事によって興味が出て成功する人を(B)とする。
 実際は1000人全員は広告の先へ行かないわけで、売り込んで100人送った場合には98人は成功しない。売り込みまくって説明しまくって300人送ったとしても、298人は成功しない事になる。元々998人は成功しないのだから、成功報酬ではこの998人にクリックさせようとさせまいと報酬は変わらないというわけだ。この話は筆者の騙しではなく、成功しやすい人はクリックしやすいという条件を付け加えれば理解できるはず。AやBは大きな売り込みを行わなくてもクリックしてくれるわけで、過剰な売り込みは成功しない人をたくさん送る可能性が高まるわけだ。クリック保証ならば、クリックさせればさせる程、伴った報酬が得られるという話はこれで理解しただろう。
 売り込む事によって変わるとすれば、売り込みにより成功するBを送るか送らないかの話で、たまたまBがいたから良かったものの、Bがいなかったら、どんなに売り込んでもAしか成功しない。成功報酬ではあたかも998人を送る事によって、その中の何割かが成功するような雰囲気を与えているが、このように考えれば欺瞞だという事が解っただろう。
 成功率を高めようと低めようと、サイト運営者が充分な報酬を手にできるわけではないのが成功報酬だ。一方では、クリック保証ではクリックさせる程に儲けられるわけで、サイト運営者が非常に効率的に報酬を得られる。
 アダルト向けの話だが、サイト運営者が売り込んだくらいで業者に成功があるなら、自らの営業でも訪問や成功が充分にあるはず。騙し同然のリンクでないと訪問すら危ういはずがないわけだ。実際には無料のサイトでさえアクセスアップが難しいのだから、ましてや金を使わされるサイトの訪問は危ういのが当然なのだ。

《売り込み文はクリックを減らす?》
 これまでは売り込み文はクリックを増やし、成功率を下げると語ってきたが、逆の見方にも気付かねばならない。売り込み文を読めば「自分には必要ない」と気付く人もいる。という事は、売り込み文でクリック数が限られる場合もあり得る。もちろん、クリックした人は成功しやすいわけで、結果的に売り込まないよりは成功報酬はアップする。(というか、売り込んでアップしなかったら、話にならないのだが。)この場合には確かにクリック単価の換算値としては、非常に大きくなるが、そもそものクリック者が多いわけではなく、サイト運営者が儲けられるわけでもない。
 具体的な例では、「この商品はとても便利で、お買い得で50000円です!」という文を書いたとする。値段が不明なら興味を持ってクリックしたはずの人が、50000円ならやめようという気持ちになり、クリックしなくなる。一方では、50000円なら…と予め買うつもりの人を訪問させれば、成功率は格段に高い人が行く事になる。これは、売り込みを行わず内容が不明な要素(訪問者が知りたい要素)があるからこそクリックするという証明にもなる。逆に言えば、バナーなどに色々な情報が詰め込まれている場合には、その広告を貼る価値は落ちるといえる。
 別の例で述べると、「ハッピーラッキー」というサラ金があったとして「困った時はハッピーラッキー」というテキストと、「学生に優しい金利・ハッピーラッキー」というテキストがあった場合、前者は訪れないと判らないわけで、成功率の低い人が大量に流れ、たまには成功もあり得る。後者は学生以外はまず排除され、金利という言葉から金貸しが想像でき、クリック率は恐らく昨今の普通預金金利と争うくらいとなる。前者よりも更に成功する数が少なくなるものの、クリック単価としては高まる。もし、後者のテキストをバナーの側に置くといった売り込み営業を行ったら、報酬は馬鹿のように安くなる。下手な営業は営業しないよりも劣るというわけだ。

《成約率が高い?》
 「成約率が高いです」という謳い文句で広告を貼らせようとする業者は、何を以て語っているのか意味不明だ。確かに業者のサイトでも成約率の高さが決まるが、それ以前にサイト運営者が訪問者にどれだけの情報を与えるかでクリック率と送れる訪問者の質が決まり、成約率が高いというのは実はスポンサーのサイトの話ではないのだ。

★競合と成功率★
 業者へのメッセージだが、成功率が高そうという理由で、テーマと似通ったサイトとだけ手を結べばいいという考えは間違っている。例えばレンタルサーバーやPC組み立て紹介サイトがあるとして、そのサイトにはテーマに合うPC系広告がたくさんあるわけで、1つの業者の広告だけを選ぶはずがない。つまり、1つのページに3つ4つのライバルが同時に存在するわけだ。
 競合させれば、訪問者はより質のいい業者を選んで成功する。サイト運営者にしてみれば、クリック保証ならほとんど全ての広告をクリックされているというわけで、それだけの収入だ。もし、その中に成功報酬があり、かつ劣る傾向があれば、その成功報酬広告は無意味となる。仮にこの競合を利用して、優良な1つの業者のみから成功報酬を受け取るとしても、他の業者は一切成功がないわけで儲からない。
 もっと言うなら、PCサイトで考えてから買うような人は賢いといえるので、むしろ広告を出すような付加価値の高いショップで買うはずがない。となると、業者はクリック単価を高めに設定し、異種サイトの1広告しとして収まった方が成功率は高くなり、より儲けられる。クリック単価0で成功報酬だけだったら、テーマに沿わない広告は貼られないのだから。こう考えると、競合が懸念される業種は、クリック保証の方が業者もサイト運営者も向いていると言える。

★頑張れば報酬アップ?★
 頑張ってくれるサイトは報酬アップとかあるが、頑張るとは一体何なのか? 訪問者の成功率が高い事が第一に考えられるが、クリックを送り過ぎると成功率が低まり印象は良くないはず。またそもそもスポンサーのサイトがまずければ、頑張りは無駄になる。サイト運営者ができる頑張りとは訪問者の全てを送るつもりで紹介する事であり、成功率の上昇ではない。つまり、頑張りにより報酬がアップする事などあり得ない。

★訪問者の質により予め決まってしまう★
 とある広告の商品に対し、訪問者が成功しそうな人ばかり(広告がテーマに合っている)というならば、クリックしそうな人ばかりともいえ、クリックは自然に産まれクリック保証でも充分儲けられる。成功報酬で儲けるには、成功に結び付く訪問者が増えるサイトを作ればいい? そりゃそうなんだけどさ、タダでさえ訪問者増加は難しいのに、そんな都合のいい人ばかり集める事など不可能だ。サイトに完璧に合った広告というのは無理として、広告にピッタリ合ったサイトを作ればいいんだけどさ、それは即ちスポンサーのページでしかない。スポンサーのページに訪れる人の成功率よりも、あなたのサイトの訪問者の成功率が高いなんて事があり得ると思うかい? もしそうならば、あなたのサイトが同様の商品を売った方が儲かる。

★クズ広告を見極めろ★
 例えば、業者向けの事務用品や業務用ソフトの広告があったとして、そんな物に興味がある人・関係ある人なんてまずいない。ホームページと合致していれば…ってそんなホームページを作る人も少なければ、訪れる人もいない。つまり、ネットを通る市場としては小さい業種が参入してきた場合、その広告はクリックすらままならない上、成功などまずあり得ない。クリック保証なら、勘違いした人のクリックにより、辛うじて収入はあるという程度だ。魅力の薄い広告というのは、この勘違いによって漸く訪問してもらえるに過ぎない。成功に結び付く質のいい訪問者だけを期待するのは間違っている。そんな効率の悪い広告をサイト運営者が貼るはずもないのだ。ともかく、そんな業者は高い単価のクリック保証でないと、貼ってすらもらえない。そもそも貼らせる対象自体が企業向けなんだろうが、そんな広告を貼る物好き企業がいるとは思えないし、貼るようなその程度の企業ではアクセス数も高が知れている。つまり、いかなるサイトに貼られようとも、クリック率は低く成功も僅かとなる。あらゆるサイトに貼ってもらって漸く「宣伝」になるのであって、法人など限定されたサイトからのみを期待するのは勘違い業者といえる。ちなみに、法人サイトといっても有名でなければ1日10アクセス程度のサイトが中心で宣伝も糞も無いのだ。むしろ、このような法人サイトが広告を出して貼ってもらって漸くアクセスが確保できる関係なのを忘れてはならない。
 クズ広告に結びつくのは魅力の薄い商品だ。本来、高額クリック保証にすべき魅力の薄い商品を、成功率が低いという理由で成功報酬でやると、高額であってもサイト運営者は馬鹿を見る。例えるなら、そこら辺の店で買える品を、安くもなく高くもなくネットで売りに出したとする。付加価値がある訳でもないので成功報酬も大きくできない。クリックで訪問する人も少ないし、成功者も少ない。このような商品を扱う業者の存在自体が無意味なのだ。出してしまった勘違い業者は、通常はサイト運営者には貼ってもらえないのだが、せめてクリック単価を高くすれば魅力が発生し貼ってもらえる。しかし成功報酬であったら、その広告はあらゆるホームページでクズ広告となる。
 成功報酬のもう1つの意味としては1クリック1円すら払いたくないという意思表示だ。確かに動く金額や成功率を考えると1円でも採算が合わない業者もある。しかし、そんな業者は広告に参入して欲しくない。サイト運営者にとっては非効率な広告でしかないからだ。逆に、そんな魅力の薄い業者すら参入できてしまうのが、成功報酬の特性だ。業者にしてもネットに可能性を賭けるんだろうが、小さい市場や、わざわざネットを通すまでもない商品は広告としては魅力はないし、貼る人がいてもいずれ外す事になる。

《ネットにマッチしない業者》
 新聞の購読なんてネットを通して申し込む人などいるはずがない。いたとしてもネットを使いこなせないアホといえる。つまり、元々成功があり得ない広告を売り込もうが騙しリンクにしようが、成功報酬では絶対に儲からないわけだ。

《勘違いしたサラ金業者》
 いかに成功報酬が主流になっているとはいえ、サラ金だけは成功報酬なんてあってはならない。そもそも、何で色々なホームページにサラ金のバナーがあるかというと、サイト運営者はなにも訪問者に借金してもらい、報酬を得ようとして貼っているわけではない。単にクリック単価が他の業者よりも高いから貼っているだけだ。もし、サラ金が他の業者と同様なクリック単価だったら、まず貼られない。これはローンでも同様だ。
 つまり、サラ金やローンの業者が、クリック単価1円や成功報酬なんかにしたら、貼られる数は絶望的に小さくなる。一体、サラ金のお世話になるような人の集まるサイトとは、どんなテーマだろうか? ギャンブル?

 サラ金のクリック保証は業者の保険に過ぎない。表示させただけで業者名が表示されるが、借りる気も無いのにクリックしてしまう人がいないわけではない。つまり、そういう無意味なクリックに対する報酬は保険に過ぎず、たくさん貼らせて業者名を印象付ける為に、クリック単価を大きく取るのが意図。仮にガンガンクリックを送られたとして、ネットでの成功が無く採算が合わないにしても、それだけ業者の名前を覚えさてたわけで、ちゃんと宣伝になっている。よって、ネットで成功が無くてもサイト運営者に報酬を払うのが道理だ。
 ともかく、サラ金系の業者がクリック保証をなくして成功報酬に切り替えたら、直ちに撤去しよう。

《成功額の読み方》
 定率報酬というのは、ある程度明瞭なのに対し、定額報酬は実はより不明瞭なので解説する。
・報酬が100円やそれ未満…訪問者が無料で登録できる(懸賞、仕事募集や派遣登録など業者自体にスポンサーが存在)。もしくは業者自体が儲け主義ではない(自分のゲームや作品を広めるだけで満足)
・報酬が500円前後…クリック単価は、報酬額の1000分の1と判断する。500円ならば0.5円となる。
・報酬が10000円のレベル…滅多に成功は発生しない。もしくは成功時の報酬としては100%前後払っている(レンタルサーバーで初期費用5000円として、月々の使用料も考えて10000円を成功報酬にするなど)。


★売り上げを伸ばせない業者★
 売上が伸びないからこそ成功報酬しか提携方法を提示できないわけで、成功報酬の提携にしたらその伸びない売上の成功報酬しかサイト運営者は貰えないといえる。1クリック1円も払えないような業者が、ネットで売上を伸ばせるとは考えにくく、直ちに広告から撤退して欲しい物だ。成功報酬で成功(売り上げを伸ば)している業者と言うのは、1クリック0円ではなく、ちゃんと1円以上払って人を呼び、業績を上げているのだ。よって、成功報酬のみでやっているという事は、元々ヒットに自信がないような業者というわけで期待されない。
 確かに提携できるサイトは10万サイトあったとしても、既に設置してある広告が存在するわけで、それを上回る魅力がない限りは、絶対に入れ替える事はない。業者にしても非効率な広告費は払いたくないのだろうが、サイト運営者も非効率な広告は設置しない。とにかく、1クリック0円では貼る人が少ないわけで、当然訪問者も少なく売上も伸びないので成功しない。クリック単価を0にして貼られる広告の数が少ないという事は、中間業者へのシステム料の割合が大きくなるわけで、非効率的と考えるべき。業者が広告に掛かる経費は、中間業者のシステム料金+クリック保証+成功報酬となるわけだが、クリック保証を0にすると掲載される広告数が少なくなり、中間業者のシステム料金は変わらないので、広告1表示辺りの広告費が高くなる。せめて1円2円くらいは設定しないと、中間業者のシステム料金が重くのし掛かるわけだ。

《クリック単価と優冷遇》
・5円以上の業者…広告の貼られる数は膨大になるので、アクセスアップを優先したい業者はお奨め。興味が薄過ぎる広告(保険など)の場合には、クリック率が低い事がサイト運営者にも見えてしまうので、貼ってもらう為に高クリック報酬にせねばならない。また、サイト運営者に嫌われがちな広告(サラ金、非アダルトサイト掲載に対して色気があり過ぎ)の場合には、この域でないと心が動かされない。
・3円程度の業者…サイト運営者に進んで貼ってもらえるので、営業力のある業者ならばドンドン売り上げを伸ばせる。バナーが洗練されていないとクリック率が低いと判断され、貼られない場合もある。
・1円の業者…あまり貼ってもらえないが、サイト運営者も0円程には冷たくなく、それなりの表示回数、クリック数が得られ、失敗しない可能性が高い。ただし、1円を提示するライバル業者は多く、選んでもらうには何か際立つ要素が欲しい。バナーが洗練されていないとクリック率が低いと判断され、貼られない。
・0円の業者…リスクを回避しながら売り上げを伸ばせると勘違いしているだけ。サイト運営者には冷たく扱われ、広告の貼られる数も極めて少ない。ただでさえ貼られないのに、バナーが洗練されていなかったらクリック率が低いと判断され、絶対に貼られない。

《貼らせる効果、外されない効果》
 外されない効果とは、より大きなクリック単価だったが、経費を抑えるつもりで単価を下げた場合に外されるかどうか。
クリック単価
3円余程魅力が無いという状態でない限り、貼らせる効果があり、もっと高単価からこの単価にしてもまず外されない。
2円貼らせる効果は大きくないが、外されない効果はまだまだある。
1円貼らせる効果は小さいが、テーマと合致していれば貼られる可能性がある。外されない効果は一応あるが、より魅力的な他広告が現れれば外される。
0円貼らせる効果はなく、外される決定的原因。

 こっそり単価を減らして貼らせ続けさせるつもりでも、サイト運営者の半数はスパッと冷遇してくる。サイト運営者を嘗めないで欲しい。特にアクセスの大きなサイト管理人は、アクセスアップや広告収入のノウハウをマスターしており、3円の単価を0円とかにしたら、アッと言う間に次の日には全サイト総合の表示回数が半分なんて事もあり得る。残り半分の表示も、日に日になくなっていく。また慌てて単価を上げる事のないようにして欲しい。

《単価端数の意味》
 最近は1クリック1.5円とか0.5円とかも登場してきた。これらの意味を考えよう。基本的に広告に関してある程度知識を得た業者が採用するといえる。
 まず1.5円の意味だが、1円の業者くらい多々あるわけで、自分の業者を選んでもらうためには1円を超えていなければならない。しかし、2円では負担が大きいので間を取って1.5円というわけだ。0円にしたら広告を外されるのは確実として、1円にしても外される可能性は多分にある。なぜなら、2円の業者やクリック率の良い1円に対しては、取り得のない1円は明らかに魅力が無いからだ。
 次に0.5円だが、1円でも苦しくホントは0円にしたい所だけど、0円にしたら一斉に広告を外され、全く宣伝にならないのを味わったからだ。全く宣伝にならないだけならともかく、中間業者の月契約料を払わねばならず、全く宣伝にならないのに広告費があるのでは困るわけで、0円でも1円でもない0.5円があるわけだ。
 なお、0.5円や1.5円には貼らせる効果はないが、外されない効果はある。1〜3円で貼らせる事ができたけど、0円にしたら一斉に外されるものの、0.5円ならば外されない可能性が高まる。0円ならば外す手間を払う価値があるが、クリックで0.5円でもお金になる場合、あえて外す手間は取らないし、外す予定でいても慌てないのが通常。

《業者への補足》
 あくまで提携してくれるか、掲載してもらえるかの基準であり、優遇してもらえるとは限らない。クリック単価が1円2円では、仮に掲載してもらったとしても、目立たない場所などに置かれるだけで、アクセスを送ってもらえるとは限らない。なぜなら、3円4円の業者が他にあれば、どうしてもそちらを優遇して目立たせる事になるからだ。纏めると、0円では提携すらしてもらえないとして、1円2円でも優遇してもらえるわけではないという事になる。

★的確な提携★
 業者名は明かせないが、非常に的を突いた提携方法を行う業者があるので、その手法を説明する。
 クリックは1円程度だが興味深いバナーが多く、広告だと判っていてもクリックされやすい。成功報酬も定率で10%程度を提示。よって、クリック率が5分の1の単価3円よりも魅力があるわけで、提携してくれるサイトが多い。サイト運営者は冷遇する事無くアクセスを送ってくれる。こうなると、成功率はサイトによって差が出てくる。成功率があまりに低い場合には、クリック目当てのサイトと判断し、単価は0円に、一方ではなかなかの成功率を誇る場合やテーマが非常に近く業者が提携を強めたい場合はクリック単価を2円にする。もちろん、成功報酬の定率もそのまま。クリック率が良く、しかもある程度成功がある事はサイト運営者も自覚しているわけで、他の広告よりもますます魅力的になる。サイト運営者が行うのは優遇となる。更にアクセスを送る事ができ、クリック報酬もザクザク成功報酬もザクザク、業者もザクザクといった具合だ。
 言いたいのは、特定のサイトに更に広告費を払う事により優遇を得る事ができ、その広告費を上回る売上を達成可能というわけだ。もちろん、この業者のように極めて興味を惹くバナーを用意する事は難しいので、実際には1円ではなく3〜5円がスタートとなる。

《ライバル業者の駆逐》
 業者にきつい言葉ばかり言うのもなんなので、いい情報を教える事にする。
 あなたの業者には必ずライバルが存在するはずであり、そんな競争の中、自サイトの広告を優先的に貼らせるには、ライバル業者を駆逐する必要がある。駆逐とは、ライバル業者の広告掲載を冷遇させたり、そもそも提携すらさせないようにする方法だ。方法は簡単だ、ライバル業者が恐らく提示しないであろうクリック保証を用意する事だ。例えばレンタルサーバーや出会い系サイトを考えてみよう。恐らく他の業者は1クリック0円、良くても2円しか提示しない。そこで、あなたのサイトは3円4円を提示する。これで確実に優遇してもらえる事になり、ライバルを駆逐するという点で、より効率的な売り上げアップが期待できる。各サイトの成功率とかはこの際、関係ない。なぜなら、どのサイトへ行ってもあなたの業者が優遇されていれば、信用のある所だという印象を与える事になる。全体的に儲かっていればいいわけで、個々の成功率で報酬を下げたりする事は他の業者の優遇に繋がり、ライバルに隙を与える事になる。

《相手にされていないだけ》
 広告初心業者は成功報酬+クリック保証の中間業者に登録し、「さあどれくらいのサイトから提携依頼があるかな?」と管理画面を見るが、恐らくほとんどない。「あれー? 提携可能サイトは10万もあるのに、誰も見てないのかなー?」なんて思ってみるが、恐らく多くの人が提携条件を見ているが、成功報酬のみだから無視されているのだ。クリック単価を5円にでもすれば、提携のあまりの多さに、漸く10万サイトの威力を実感できるだろう。


★サイトへの訪問者増加を甘く見るな★
 ホームページのアクセス増加というのはハッキリ言って難しい。だからこそ、お金を払ってまで広告を出すのだ。よって、成功報酬という名のタダリンクは、業者にとってあまりに甘いわけだ。
 会社名の宣伝ではなく真に自サイトへ訪問して欲しい理由でクリック単価を高くしたとしても、広告である以上興味を惹かれる人が無く、訪問者数が望めないなんて事もあり得るのだ。つまり、自分の業者へのリンクが作成されたとしても、訪問者が増えないというように厳しいのが訪問者増加だ。よって、せめて多くのサイトに貼られる事でクリック率の低さをカバーするべき。多くのサイトに貼ってもらうには、成功報酬を高めるのではなく、クリック単価を高める事になる。
 成功報酬だけでは宣伝にならないと語ったが、広告を貼らせる事に広告費が必要な事を理解して欲しい。サイト運営者に広告を貼ってもらう宣伝料金としてお金を払う事になる。広告を貼らせる為、継続して掲載してもらう為の広告費とはクリック報酬の事であり、クリック保証の負担と成功報酬のみ場合の負担を天秤に掛けて成功報酬に切り替える事はいかに失礼か理解して欲しい。

《クリック率とアクセスアップ》
 タイトルやバナーが洗練されていないと、クリック率が信じられないくらいに低くなり、クリック保証によってたくさん貼られていたとしてもアクセスアップしないというような事態もある。アクセスアップできないからこそ広告を出したのだろうが、アクセスを得るだけでもありがたいと思わねばならないのだ。成功率が低かったら成功報酬に切り替えるなんて、裏切りの行為とも思える。なお、クリックされない広告は、クリック保証があっても捨てられる事がある。1クリック10円でも0.01%のクリック率では、1クリック1円の0.5%の方がずっとマシだからだ。まあ1クリック10円だとなんとなく儲かりそうな気がするので、外される確率は低いだろうけど。
 成功報酬をやっている業者は売上を伸ばしたいのは山々だろうが、それ以前にサイトの訪問者数を伸ばしたいはず。よって、訪問者を作ってくれた以上は、それに報酬を払うのは当然といえる。訪問者が増えたのに売れないのであれば、それはサイト運営者の広告設置のせいではない。
 売り上げが伸びないという不安がある業者は、むしろ成功報酬を採用してはならない。なぜなら、伸びない売り上げでは成功報酬など発生しないわけで、サイト運営者に迷惑が掛かるからだ。

★成功報酬の金額を増やしても貼られない★
 成功報酬で経費を抑えられるつもりになった業者は、安い成功報酬にし、広告を貼ってすらもらえないのに気付く事になる。そして、ちまちまと成功時の定率や成功額を上げてくるが…。広告を貼ってもらえないと業者は報酬を上げねばならないが、クリック単価0円で報酬を上げたとしても、高アクセスサイトや筆者のような主義の人間には無効。しかも、そもそもクリックされる事すら怪しいバナーだと、成功報酬など期待できるはずがなく、誰も貼るはずがない。定額報酬で貼られないからといって、定率報酬に切り替える業者もあるが、愚の骨頂だ。どうして貼ってもらえないのか業者なりに考えたんだろうが、見当外れという訳だ。成功報酬0でも、クリック単価がある程度あれば、貼ってもらえる可能性が出てくるんだってば。
 それにしても、成功報酬100円で貼られないからといって105円にした所で、同じだと思うが…。確かに、報酬(経費)は5%増となり重大かも知れないが、サイト運営者にとって、単なる1広告の5%増など、全然魅力はない。また仮に200円にしたとしても、成功率は予想できないのだから、それが有効な報酬なのか判断できない。全く別の業種では成功報酬500円とかはザラにあるわけで、200円をわざわざ貼るなんて考えられない。更に追求するなら、サイトには既に広告が存在するわけなので、既に存在する広告よりも魅力があって、初めて手間をかけて貼り替えてもらえるわけだし…。と思っていたら、更新する度にサイト運営者の管理ページの上位に表示される中間業者もあるので、それを狙っているだけ? その操作をする人の経費を削って、クリック単価を1円にした方が収益が期待できそうなんだけど…。結局その業者は撤退したようだ。成功報酬の広告提示などサイト運営者にとっては邪魔者でしかなく、サイトに貼らせる効果は無いのだ。そんな事も気付かないような業者が売り上げに結び付けられるとは思えない。
 成功報酬1万円としても、サイトの内容とマッチしていないと、貼る気にならない。そもそも1万円の報酬が出るという事は、付加価値が大きいわけで同じ商品が他で安く手に入る事も考えられるわけで、やはり成功が期待できないという懸念により貼られない。例えば月5000円、初期費用10000円のレンタルサーバーがあったとして、もっと安いサーバーくらい探せばある。つまり、報酬が10000円だったとしても成功は難しく、成功しない限り業者は報酬を払わないわけで、広告収入が期待できないわけだ。

《広告の貼替えの手間》
 実際に1クリック2円の広告を設置していたとして、クリック率は同等で3円の業者が現れた場合、サイト運営者は貼り替えるだろうか? 実はそんなに貼り替える人はいないはず。つまり、少しくらい魅力的な広告があっても、手間を考えると慌てて貼り替える事はないのだ。ましてや、1クリック0円の業者など、お呼びでない事は判るだろう。貼り替えが発生するのは、2円の業者が1円0円にし、かつ他の2円3円が出現した時のように限られた場合に集中する。1クリック0円の業者など、いかなる時点でも貼られるチャンスは小さいわけだ。
 クリック単価に敏感なのは、業者のアクセスに影響を及ぼすであろう高アクセスサイトの運営者にその傾向がある。高アクセスサイトは成功報酬という賭けをする必要が無いので、クリック単価こそが毎日の収入の要となる。よって、クリック単価を変動させる事は、高アクセスサイト運営者を動かす事になるわけだ。

★成功報酬を宣伝しても貼られない★
 サイト運営者に配信される中間業者のメルマガに登録してもらおうが、サイト運営者が目にする管理画面の目立つ場所に常時表示してもらおうが、成功報酬の広告提示など、他のサイトの広告程度の価値しかない。そう、目障りなだけだ。ダイレクトメールも成功報酬だったら、ゴミ箱直行。まあ、筆者の場合は、今度は一体どんな文句で貼らせようとしているのか読んでから捨てるんだけどね。

《笑える定額報酬》
 定額であまりにも少ない成功報酬にしたネット広告初心業者があり、誰にも広告を貼ってもらえず、慌てて定額の値が10倍になっている業者もあった。それでも貼ってもらえず、更に5倍に。それでも貼ってもらえなかったのか、また3倍に(爆) ちなみに元の値とは、2桁の数で最も小さい数と言っておく。つまり、1クリックでその値が存在するようなレベルだ。金払いたくないのは解るけど、経費節約も程々にして欲しい。業者は何を勘違いしていたのか、あらゆるサイトのテーマに沿わないような魅力のない広告を貼るサイト運営者などいない。
 この広告の初期の状況としては、テーマに一致するサイトが少ない広告であり、テーマに一致するサイトがあってもジャンル的にアクセスは少なそう。バナーに魅力なし、クリック単価0円、成功時の報酬10円。こんな馬鹿げた広告を誰が貼るのだろうか? まあ、その後はちゃんと勉強させてもらったのか、普通の成功報酬広告になっている。と言っても、テーマに沿わない成功報酬である以上、筆者は魅力を感じる事はなかった。
 別にこの例に限らず、初心業者の成功報酬の広告提示で報酬額が2倍になる事など通常だ。多分それでも貼られずに結局はクリック1円にしたりするが、元々魅力が薄いから貼られないのもあるわけで、1円程度ではやはり貼られないだろう。1円の業者くらい多々あるワケで、わざわざクリック率の低そうな1円を貼るサイト運営者はいない。まあ、3円4円くらいになると話は変わってくるが、それでも魅力が薄いと7円くらいは必要となる。
 成功時10円の業者は時間を無駄にする意味で完全に戦略を誤っていた。最初は「ええっ? こんなに貰っていいの?」というくらいの報酬にしておき、たくさん貼られた後、そしてサイト運営者が貼ったのを忘れた頃に下げるなら話は解る。なお、たくさん貼られた途端にクリック5円が0円になったら、サイト運営者がクリック率を調べる間もなく0円になったのに気付き直ぐに外されてしまう。5円だから貼られたのであり、決してその業者に魅力があったのではない。5円から1円にされてもむかついて外されるのに、0円なんて提携自体を解除される。

《誰にも貼られない広告》
 クリック率が低そうな成功報酬のバナーなんて貼るわけがない。クリックすら見込めないのに、成功報酬を見込めるはずもないからだ。せめてクリック単価が10円とかだったら、クリック率が低いにせよ単価的には魅力なので、テーマと合致しなくても貼る事があり得る。よってクリック率が低い広告に対し、成功報酬を採用している場合は相手にされないのだ。ましてや、成功時に10円では(爆)
 いかに成功報酬が経費を抑えられるといっても、サイト運営者も慈善事業者ではないわけだし、馬鹿ばかりではないので、そうそう貼ってあげるわけではない。業者へのメッセージだが、成功報酬では金銭的なリスクは抑えられても、「誰も貼ってくれないというリスク」、更には貼られていたとしても「高確率で外されるリスク」がある事を忘れてはならない。つまり、どんなに成約率が高かったとしても、貼ってもらってこそであり、貼ってもらえない広告の成約数は0だ。

《サイト運営者は儲けたいから貼る》
 サイト運営者が儲けるには、クリック保証でたくさんのクリックがあるか、成功報酬でたくさんの成功があるかのどちらかだ。しかし、成功報酬でたくさんの成功なんて、サイト運営者が工夫した所で業者のサイトがヘタレなら実現しない。自サイトがどんなに優れていて、信用があっても、そのサイトのリンクから業者を辿ったものの、業者がダメならダメといえる。成功報酬で成功の可能性がある人を大量に送るなんてマネはできないわけだ。
 結論だが、サイト運営者の高報酬に重要なのは、業者の期待を裏切る「クリック保証で成功の可能性の低い人を大量に送る=訪問者の全員をクリックさせるつもりで紹介する」がポイントになる。成功率が下がるのは、仕方ないのだ。
 サイト運営者が広告を貼るのは儲かると思うからこそである。つまり、成功報酬で儲からない事を知ってしまったサイト運営者はもはや広告掲載に協力してくれない。成功報酬の勢力が大きくなっているとはいえ、いまだクリック保証が存在するのは、成功報酬では本来ならば広告を貼ってくれないからなのだ。貼る人は騙されているのだ。アダルトで成功報酬の広告が蔓延しているのは、アメリカのアダルト業者の謳い文句に乗って広告を掲載しまくっている日本人サイト運営者のせいとも言える。あなたが儲からないのは、儲からない広告なのに優遇してアクセスを送り続けているからだ。直ちに成功報酬の広告は撤去して欲しい。
 成功報酬ではクリック毎の報酬は払わなくていいけど、そんな不利な広告をサイト運営者が喜んで貼るわけがない。もっと柄の悪い言葉にすると、儲かると思わせて広告を掲載させる成功報酬、儲かったら後払いで払いますなんてふざけた広告はお呼びでない。
 業者の視点だが、広告を出せば広告費が掛かるわけで、今のご時世では宣伝したから売れるとも限らない。しかしながら広告を出さないと不安だろうし、宣伝しない以上は前に進まない。よってクリック課金で採算を考えず広告を出す事が前進なのであって、全然宣伝にならない成功報酬を採用するくらいなら、地道にネットを散策し、宣伝方法を模索する方がマシだ。

★成功報酬の方が、ある意味業者にとって厳しい★
 業者へのメッセージだが、成功報酬で金銭リスクを抑えたはいいが、貼ってもらえないリスクがある事は述べた。もう少し砕いてみると、サイト運営者による審査が厳しいのだ。クリック保証があれば、クリックさえ見込めれば、業者のサイトなんてあまり気にしないわけで、審査が甘い。一方、成功報酬では、成功するかどうかのチェックをされるわけで、審査に落ちれば貼られない。また、成功するかどうかのチェックが面倒な人は、成功報酬には手を出さない場合もあり得る。
 ここで筆者の審査基準を述べよう。
・クリック保証がある…つまり、成功報酬だったらいきなり審査に落ちる
・バナーの質が良い…業種自体がテーマに合っていなくとも、テーマに合ったバナーならばクリックが見込めそうなので審査に通る事もあり得る
 はっきり言って、成功するかどうかのチェックはなしです。なぜなら、バナーの質が良く、クリックさえ大量に送れば自然に成功は発生し、ちゃんと成功報酬も得られるからです。
 更に広告を外す基準を述べよう。
・クリック保証がなくなった…提携サイト個別にせよ、提携可能サイト全体にせよ、クリック単価が0円になったら、無条件で撤去
 はっきり言って、成功数はあまり気にしません。仮にそれまでに成功が何件かあったとしても、クリック単価が0になったら外します。ましてや成功がなかったら当然です。
・クリック率が異常に悪かった
 クリック単価2円であっても、他の1円の10分の1のクリックしかなければ、表示回数当たりの収入は5分の1となり、1円の広告を基準に0.2円と同じ事です。つまり、2円ではなく、5円くらいでないと残す魅力がないわけです。
 えっ?あなたの業者は成功報酬だけど貼られている? アダルトでないならば、それは単に無知なサイト運営者が貼っているだけです。アダルトにしても、他に儲ける方法を知らない人がたくさんいるだけです。賢くない運営者のサイトは基本的にアクセスも少ないので、大した宣伝にはならないでしょう。

★報酬を勘違いする業者★
 根本的な事を勘違いしている広告主が多い。サイト運営者が自分のサイトに取って異物である広告を貼るというのは、運営者の好意でしかない。広告を貼る事を毛嫌いするサイト運営者があるのは知っているだろう。また、一方では貼っているサイトを毛嫌いするサイト運営者もある。つまり、広告を貼っているが故に、同じ趣味のサイトと交流が持てなくなる事だってあるのだ。筆者も広告を貼ったら、掲示板は著しく寂れたし、交流は同じく広告を貼るサイトに限定されてきた。
 月極めの広告を依頼してくる業者は、この辺を充分に解っており、「お金を払いますからぜひ、デザインが崩れる事を承知で置かせてください」といった殊勝な態度を取る事が一般的だ。もしあなたが業者サイトの担当者で、成功報酬のシステムを採用しているとしても、月極めの広告を依頼できる事には変わりない。成功報酬を採用する宣伝も行えば良いが、ぜひ月極めの広告依頼もして欲しい。
http://binfo.cybercity.ne.jp/adult/home.html
には月極め広告募集サイトが集まっている。(ちなみに、このサイトに設置されている広告は、クリック保証ありと思われる。月極めのマスターであるここの管理人が、成功報酬など相手にしないのは当然。)
 とにかく広告を嫌う訪問者やサイト運営者がいるわけで、業者に成功があろうがなかろうが、広告スペースを提供した時点でサイト運営者には何らかの代償がなければおかしいのだ。掲載したけどアクセスを送ってくれないのでは今度は業者が困ってしまうだろうから、クリック保証という形式で課金するのが双方に取って良い形式といえる。なお、紹介した月極め募集サイトは中間業者を挟まずに契約できるので月極めという方式もお薦めする。また、成功報酬のシステムを買ったり、中間業者から借りるという金銭的リスクを考えれば、月極めのリスクなど大した話ではない。
 業者の人でこの項目が納得できなかったら、あなたの業者サイトに全く関係ないジャンルの広告を貼るかどうかを考えれば良い。サラ金とかカツラとかダイエットとか…。成功報酬の広告なんか貼る気がしないでしょう? テーマに合うからといって、まさか同業他社を掲載するわけにもいかないし(笑) たまに業者サイトでも広告を見かけるが、決まってクリック保証単価の高い広告のみが掲載されている。レンタルサーバーの業者が、接続エラー時の画面に広告を貼っているのは笑える。

★効率的かどうか★
 成功報酬では、業者は割に合う範囲で報酬を設定できる。しかし、その設定がサイト運営者に取って割に合う報酬かどうかは別の話だ。よって、通常は提携が成立しないといえる。ハッキリ言って、騙された人が成功報酬の広告を張っているとしか思えない。
 成功報酬では業者の割に合う範囲に対し、クリック保証では宣伝費と称して、採算を考えずにサイトの宣伝を行う場合がある。例えば、1クリック5円で10万クリックのアクセスアップだと50万円だが、仮に収益がトントンの50万円だとしても、多くの人がそのサイトを知ったわけでゆくゆくはプラスになるという戦略だ。

★撤去の時に情けない成功報酬★
 成功報酬ではテーマと合致しない限り成功なんてないのだから、クリックはあれど成功は0で、すごすごとバナーを外す日も出てくるだろう。成功報酬で儲けている人も、他のバナーでこの侘びしさを味わっているはず。
 クリック保証ではクリックされたかどうか(報酬を得られるか)の結果が直ぐ出るわけで、3日経ってクリック0なら、直ぐに捨てられる。また長い目で1ヶ月くらい見て捨てるにしても100円くらいは手に入っているはず。逆に3日で凄いクリック率なら、宣伝を強化できる。
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