クリック保証の罠
 クリック保証にも実は罠がある。
 まずアダルトでないものの、「何やら怪しげな業者」と直接提携するクリック保証だ。確かに1クリック5円のように手に入るのだろうが、その業者の広告のみという事は、仮に5000円で支払いに達するとして、1000クリックさせるにはどんな宣伝が必要になるだろうか? 興味深い広告ならば、1000クリックも難しくないだろうが、怪しげな謳い文句の広告や、通常は興味を惹かれないような広告であれば、恐らく1000クリックに相当な期間が必要になる。ちなみに、直接業者と締結する場合は、成功報酬はもちろん、クリック保証でも駄目で、先払いである月極めにする事がポイントとなる。
 成功率が高い事が予め確定している場合には、業者はクリック保証にしてくる事は述べたが、案の定、とある怪しげな資料請求の直接提携では1クリック5円だった。バナー広告で、目的がある程度把握でき、資料を請求しないと内容が解らないという仕組みなので、クリック者は少なくとも、クリックした中では資料を請求する割合は高い。つまり、ちゃんとお金を払うつもりがあってクリック保証にしているのではなく、成功報酬ではむしろ経費が掛かる事になり、また成功時100円というような安い成功報酬では、貼る人が全く期待できないのが採用しない理由だ。広告を貼らせるには高額報酬で釣らねばならないわけで、クリック5円の方が成功時100円よりはまだインパクトがある事になる。「クリック保証なので確実に払います」とは実は「成功報酬だとたくさん報酬を払う事になるから嫌だ」や「成功報酬にすると、むしろ報酬の少なさが見えてしまう」でしかないのだ。
 次にアダルトで見受けられるのだが、スポンサーと中間業者との契約が切れたとして、サイト運営者にはそれが知らされない場合だ。つまり、契約の切れたスポンサーの広告は貼られ続け、成功報酬でもないわけでタダリンクが続く事になる。一方、内容そのものまで変化させてしまうスポンサーもある。無修正とかロリなどクリック率の良さそうなバナーで広く貼らせておき、契約が切れた途端、突然別内容のサイトに変貌するわけだ。騙しバナーでもお金を得られるならいいが、得られない騙しは既にサイト運営者が被害者である。これらは契約であり、自分がちゃんとバナーを外せば回避できるので、サイトの管理(広告の管理)ができている運営者なら問題ない。逆に管理されないのを見越して高いクリック報酬を払っているわけで、改めてクリック保証のありがたさを認識すべきでもある。


クリックスルーで気を付ける要素
1.少なくとも半年は報酬を累計できる事
 過去1ヶ月しかクリック数を保持できないようなシステムは避ける事
 半年以上保持できないのは仕方ない。半年経っても請求できないなら、そもそもそのホームページでは儲けられない。
2.1ヶ月のクリック数上限のあるサイトのバナーは、上限に達し次第外して別広告を入れるなどする事
 単に無効となる以外に、外しておいてまた貼った時に新鮮な広告を目にする事になり、常連さんのクリックを促せる。翌月にまた設置しよう。
3.中間業者との契約が切れたスポンサーの広告は直ちに撤去する事
 興味深いバナーで興味深い内容をやっていたが、契約の切れた途端にバナーはそのままでクリックする確率が小さい内容に様替わりする事がある。
 例:無修正とか小中学生のバナーで広く貼らせておき、それらしき内容が突然出会い系になる。
 騙し広告を張ってるのかと思われ、サイトの評判低下にも繋がる。
4.請求できる額に達したら、振込料の負担を気にせずに請求する事
 倒産しかけて、1クリック一律9円の中間業者が、既にクリックが発生したカウントに対し、いきなり3円にする事もあり得る。潰れてしまうので、あまり強く苦情を言っても仕方がなく、ウヤムヤの内にトンズラされてしまう。
 毎月請求できる額に達する事ができるならば毎月請求すること。
5.クリック単価を0円にしたら外す事
 登録した中間業者によっては、スポンサーが単価を勝手に変更できる。1円でも存在するなら、外さなくても良いが、0円になったら直ちに外す事。どんどん貼られる数が少なくなり、またどうせ1円2円になるので、その時に改めて貼れば良い。
6.クリック単価を頻繁に変える所は信用しない事
 貼らせる為に単価を高くしているだけで、貼られた途端1円や0円になります。そしてまた多くの人に外されたら、5円に戻ったりします。
 もちろん、単価に合わせて張ったり外したりするなら、それでも良し。

 もしクリック保証なんて駄目だと感じている人があれば、これらを見直してみよう。
 実はクリック保証には、他にもセコイ所があるんだけど、クリック保証派の筆者は、そこまで暴露するつもりはない。成功報酬の欺瞞に比べれば、黙認できるレベルばかりなので、そっとしておいてあげたい(笑)。


クリック保証で収入を伸ばす方法
 月に数万円得ている人は、3日に1回は管理画面を見、クリック単価を下げた広告がないか、新たなクリック保証はないかをチェックするべき。そうすれば、小遣いの域から出てくるだろう。なお、筆者は2日に1回は見ている。
 月に数千円の人は、取りあえず1ヶ月、毎日のように管理作業を行う。すると1万円に達する事ができるかも知れない。ダメだったら、アクセスアップを優先する。

《クリック単価よりもクリック意欲》
 1クリック単価の高い保険会社バナーよりも、単価の低いアイドルバナー、アニメバナーなど興味深いバナーの方がクリックされやすいので結果的には後者のバナーの方が有利。インターネットには圧倒的に若者が多いのだから。また、未成年のネット利用者も大勢おり、どうせ成功なんかしないのだが、アイドルやアニメならばクリックの期待される絶対数自体が多いわけだ。
 よく、1日1000アクセス以上来るサイトでサラ金のバナーを貼っているのを見かけるが、あんなものは0.1%くらいのクリック率なわけで、収入にはあまり効果がない。既に述べたが、業者の方針としては、クリックはなるべくさせず単に会社名の宣伝をさせられているのがメインと言える。
 下はクリックする気になった? もしアイドルやアニメだったらクリック率高そうだと思わない?



クリック保証だから良いわけでもない
 非アダルトのクリック保証オンリーの中間業者への登録は実はお奨めでない。というのは、クリック保証の特性を利用してくる業者が多いからだ。そして、テーマに合うかも解らないような大き目のサイズのバナー広告を貼らねばならないのが基本となる。そもそも、スポンサーの数が少ないので、サイト運営者は広告を選ぶ事ができない。
 業者にとって、成功報酬では興味があろうがなかろうが、クリックしてのサイト訪問は誰でも歓迎という感じだが、クリック保証では逆に興味のある人以外はクリックして欲しくないのだ。つまり、成功しそうな人の訪問しかして欲しくない、またはある程度成功率が高い業者といえる。一方では、魅力が非常に薄い広告(ほとんどの人が関心を示さずクリック率が低い)であり、仮にクリック単価が20円でも、じゃんじゃんクリックしてくれるわけではない。例えば保険会社の広告がある。そして忘れてはならないのは、表示させただけで宣伝になり、サイトには訪問してもらわなくても成り立たせる広告だ。サラ金の会社名を表示だけさせられて、誰もクリックしないという広告だ。
 だがそれではクリック数は流石に少なく、中間業者も儲からないので、画面の手前に無理矢理広告を出すといった、ポップ広告よりもうざ過ぎる方式でミスクリックを誘う。見たくもない広告なので、訪問者は消す方法を探っている内にクリックしてしまい、1秒で閉じられるわけだ。サイトの質の低下になるので、この露出広告の設置はやめた方が良い。露出広告についてもう少し説明すると、ブラウザの画面の中央にいきなり広告が出現し、サイト内のコンテンツをクリックしたはずなのに、突然出現した広告をクリックしてしまう。しかも透明背景なので、閲覧しているページのリンクなどが透けており、広告に気付いても間違って広告をクリックしてしまうような状態だ。初めて目にすると、消し方さえ解らない。広告の内容は保険やサラ金が多く、成功の可能性なんて全然ないような人が飛ばされてしまう。男性用カツラの広告も出るが、ミスクリックで中高生や若い女性がクリックしているだけだ。他にはアンケートの画面へ飛ばされたりするが、どうせ最後には住所などを入力させられて、名簿にされてしまう。ちなみにその資料を請求すると、マルチやネズミ講に勧誘されるならまだしも、引っかかりやすい名簿に登録され、悪徳商法のターゲットとなる。
 まあ確かにミスクリック以外では訪れてもらえそうにないサイトだけどさ、成功のアテのない人にクリックさせる事で儲けようとする中間業者の罠にスポンサーはハマってしまっている。クリック保証では、成功するアテのない人を送って得するのはサイト運営者だけではなく、中間業者なのだ。仮にサイト運営者が1クリック20円を受け取っても、なんと中間業者は70円くらい受け取っている。

《ウザイ度》
ネットの露出広告>テレビの広告>ネットのポップ広告>ネットの埋め込み広告>新聞の広告>雑誌の広告ページ
 露出広告は確かにクリック率は高い。しかし見たくもない人に無理矢理見せるわけで、しかもほとんどがミスクリックなわけで1秒で閉じられる。スポンサーさん、こんな無駄広告出すくらいだったら、バリューコマース株式会社でクリック単価10円でやってくれよー。

《傾向の表》

クリック率成功率
クリック保証オンリー低い高い
成功報酬オンリー不定低い

 サイト運営者が儲けるには、表の法則とは逆の状態が設定されている広告、業者の担当者は知りながらも逆になっている広告、自分のサイトが逆にできる広告をいかに導入するかが、むしろテーマに合う広告よりも重要といえる。テーマに合う広告を選ぶのは当然なのだから、その程度の事ではアクセス数を遥かに凌駕する収入にはならないという話だ。この手法はスポンサーに負担を掛けるわけで、広めるわけにはいかず具体的には述べない事にする。
 ちなみに、このサイトではクリック保証の利点は話しますが、儲けるテクニックについてはあまり語りません。テクニックについて話したい事はたくさんあるけど、このサイトの広告費程度で教えられるような安っぽい情報にはしたくないです。成功報酬の欺瞞を知っただけでも相当な利益だと思うので、テクニックについては勘弁願います。

 上のようなのはテクニックといいません。ジョークといいます。

《興味の無い人を送る》
 上の表の裏を返せば、サイト運営者はクリック保証では成功するはずもない人を送ってこそ儲けられる。興味のない人にクリックさせてこそ儲けられるわけで、興味のある人は宣伝しようとしまいとクリックしてくれる。テーマに沿わない広告は成功するはずもない人が目にする事になるが、成功率が0同然の訪問者がたくさん流れるか、全然クリックがないかのどちらかと言える。つまり、前者になればサイト運営者の懐が暖かくなるわけだ。
 ともかく、成功しそうな人だけを送ったのではクリック数が限られて駄目だ。逆に、成功報酬では成功するはずもない人を送っても無意味で、成功する人という極僅かな人に期待すると言える。また、成功する人を中心に送ったとしても、そもそものクリック者は多いはずがない。訪問者に対する僅かなクリック者で、更に成功しそうな人でないといけないわけで、絶対数は少ないというわけだ。
 本来、広告というのは興味の無い人にこそアピールすべきなのだが、我がままな業者はこの成功するはずもない人に対する報酬を無にしようと成功報酬に走るわけだ。成功報酬では「興味のある人のクリックだけ報酬を払います」と考えるのが妥当だろう。サイト運営者は「興味のない人や冷やかしのクリック」の分が絶対儲け損なっているわけだ。
 サイト運営者と業者の駆け引きとは「興味のない人のクリックをいかに多くするか、少なくするか」というわけで、成功報酬のみの広告は、売り込みが有効にならない事が多く、駆け引きの範囲が狭いといえる。

◇PV保証型の罠
 PV保証型とは、表示さえすれば0.1円などが課金される方式だ。アクセスの多いサイトには非常に有利だろう。基本的に中間業者を挟む事になる。
 PV保証型はアクセスに支配される…いや単価に支配されるのだ。単価が0.1円ならば、1日1000アクセスのサイトは1日100円だ。1ヶ月で僅か3000円にしかならない。単価に支配されるというのは、仮に単価が0.01円だったら、もはやお金にならない。1日10000アクセスという非アダルトならば巨大アクセスのサイトでも1ヶ月で僅か3000円…月極めなら1万〜数万円は稼げるだろう。何にしても計算する事が罠にはまらないコツだ。


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